第5章 公安委員会制度と警察活動の支え

2 警察の予算と装備

(1)警察の予算

警察の予算は、警察庁予算と都道府県警察予算から成る。このうち、警察庁予算には、国庫が支弁する都道府県警察に要する経費と補助金が含まれる。平成22年度の国民一人当たりの警察予算は約2万7,000円であった。

警察庁予算, 都道府県警察予算

図5―6 警察庁予算(平成22年度最終補正後)

図5―7 都道府県警察予算(平成22年度最終補正後)

(2)警察の装備

<1> 車両の整備

警察用車両として、パトカー、白バイ等が全国に約4万2,000台整備されている。

平成22年度は、高速道路等における交通安全対策の強化のための車両を増強した。

パトカー

パトカー

<2> 装備品の整備と開発改善

22年度は、ゲリラ豪雨等の大規模災害への対処のための装備品のほか、犯罪のグローバル化対策等の組織犯罪対策、銃器使用犯罪対策、サイバー犯罪対策等のための装備品を整備した。

また、最先端の科学技術を導入するなどして装備品の開発と改善を進め、業務の効率化と高度化を図っている。


第2節 警察活動の支え

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