第3章 安全かつ快適な交通の確保 

第3章 安全かつ快適な交通の確保

第1節 平成21年の交通事故情勢

1 交通事故の発生状況

(1)概況
 平成21年中の死者数は4,914人と、9年連続の減少となるとともに、昭和27年以来57年ぶりに4千人台となった。また、発生件数及び負傷者数も5年連続で減少し、負傷者数は10年ぶりに100万人を下回った前年を更に下回った。
・ 21年中の発生件数………73万6,688件(前年比2万9,459件(3.8%)減少)
・ 21年中の死者数………4,914人(前年比241人(4.7%)減少)
・ 21年中の負傷者数………91万115人(前年比3万5,389人(3.7%)減少)
・ 21年中の交通事故発生から30日以内の死者数………5,772人(前年比251人(4.2%)減少)
・ 21年末の運転免許保有者数………8,081万1,945人(前年比36万4,103人(0.5%)増加)
・ 21年末の車両保有台数………9,046万4,031台(前年比36万3,229台(0.4%)減少)
・ 20年度末の自動車走行キロ(自動車が走行した距離を表したもの)………約7,469億キロ(前年度比168億キロ(2.2%)減少)
 
図3-1 交通事故発生件数・死者数・負傷者数・運転免許保有者数・車両保有台数・自動車走行キロの推移(昭和41~平成21年)
図3-1 交通事故発生件数・死者数・負傷者数・運転免許保有者数・車両保有台数・自動車走行キロの推移(昭和41~平成21年)
Excel形式のファイルはこちら

(2)交通死亡事故の発生状況
・ 自動車乗車中の死者数は、高齢者(注1)が37.0%を占める。
・ 自動二輪車乗車中の死者数は、若者(注2)が最も多い(自動二輪車乗車中の死者数の30.9%)。
・ 自転車乗用中の死者数は、75歳以上の高齢者が最も多い(自転車乗用中の死者数の37.3%)。
・ 歩行中の死者数は、75歳以上の高齢者が最も多い(歩行中の死者数の49.1%)。

注1:65歳以上の者をいう。
 2:16歳以上24歳以下の者をいう。

 
図3-2 状態別、年齢層別死者数(平成21年)
図3-2 状態別、年齢層別死者数(平成21年)
Excel形式のファイルはこちら

 第1節 平成21年の交通事故情勢

前の項目に戻る     次の項目に進む