第5章 公安委員会制度と警察活動の支え 

13 警察の予算と装備

(1)警察の予算
 警察の予算は、警察庁予算と都道府県警察予算から成る。このうち、警察庁予算には、国庫が支弁する都道府県警察に要する経費と補助金が含まれる。平成19年度の国民1人当たりの警察予算額は約2万8,000円であった。
 
警察の予算
 
 図5-30 警察庁予算(平成19年度最終補正後)
図5-30 警察庁予算(平成19年度最終補正後)
 
 図5-31 都道府県警察予算(平成19年度最終補正後)
図5-31 都道府県警察予算(平成19年度最終補正後)

(2)警察の装備
〔1〕 車両の整備
 警察用車両として、パトカー、白バイ等が全国に約3万9,000台整備されている。
 平成19年度は、北海道洞爺湖サミットの警戒警備に必要な車両を始め、組織犯罪対策、犯罪被害者対策、地域警察の機動力強化等のための車両を増強した。
〔2〕 装備品の整備と開発改善
 19年度は、大規模災害時の人命救助用装備品のほか、広域知能犯罪対策、薬物犯罪対策等のための装備品を整備した。
 また、最先端の科学技術を導入するなどして装備品の開発と改善を進め、業務の効率化と高度化を図っている。同年度は、受傷事故防止用資機材等の開発改善に取り組んだ。
 
 警戒警備用車両
警戒警備用車両

 13 警察の予算と装備

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