7 警察の予算と装備
(1)警察の予算
警察の予算は、警察庁予算と都道府県警察予算から成る。このうち、警察庁予算には、国庫が支弁する都道府県警察に要する経費と補助金が含まれる。平成18年度の国民1人当たりの警察予算額は約2万8,000円であった。
図5-17 警察庁予算(平成18年度最終補正後)
図5-18 都道府県警察予算(平成18年度最終補正後)
(2)警察の装備
〔1〕 車両の整備
警察用車両として、パトカー、白バイ等が全国に約3万8,000台整備されている。
平成18年度は、薬物犯罪対策、組織犯罪対策、テロ対策、犯罪被害者対策、地域警察の機動力の強化等のための車両を増強した。
パトカー
〔2〕 装備品の整備と開発改善
18年度は、大規模災害時の人命救助用装備品のほか、広域組織窃盗対策、広域知能犯罪対策、薬物犯罪対策等のための装備品を整備した。
また、最先端の科学技術を導入するなどして装備品の開発と改善を進め、業務の効率化と高度化を図っている。同年度は、受傷事故防止対策、警戒警備対策等のための装備品の開発改善に努めた。