鹿児島の顔「天文館」の安全を目指して
鹿児島県鹿児島中央警察署地蔵角交番
家村大介 巡査部長
南九州最大の繁華街「天文館」を受け持つ地蔵角交番が私の仕事場です。昼はショッピング街、夜は歓楽街という2つの顔を併せ持つ不夜城のような地域です。そこで特に苦労するのは、事件・事故や地理案内に備え、出入りの激しいビルのテナント名を始め、管内の状況を隅々まで把握しなければならないこと、そして、酔客の喧嘩や保護などの処理に、体力、根気、時間を要することです。
交番前で立番をしていると、時には心ない酔っぱらいから罵声を浴びせられることもありますが、多くの市民からは、「悪質な客引きもいなくなるし、喧嘩も起こらないのでとても心強い」と声を掛けていただき、大変に励みになります。このように市民の方々と直接触れ合い、仕事をする上での力をいただけるということが、最前線の現場で働く一番の喜びです。
「天文館」の安全は、鹿児島県警察の「あんしん・かごしま」創造プログラムの柱の一つです。これからも地域や商店街の方々と力を合わせて街の安全を守り、鹿児島の顔「天文館」を家族連れで安心して遊べるような街にし、全国の皆さんに是非一度は行ってみたいと思ってもらえるようにしたいと願っています。
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