第7章 公安委員会制度と警察活動の支え 

8 警察の装備

(1) 警察装備の整備・開発改善
 [1] 車両の整備
 警察用車両は、パトカー、白バイ等が全国に約3万7,000台整備されている。
 平成16年度は、街頭犯罪対策、暴走族対策、組織犯罪対策、テロ等緊急事態への対処、留置人等護送体制の強化、交通安全対策等のための車両を増強した。

 
誘導標識車
誘導標識車

 [2] 装備品の整備と開発改善
 16年度は、大規模震災時の人命救助用装備品のほか、テロ対策、不法滞在者対策、薬物犯罪対策、銃器犯罪対策等のための装備品を整備した。
 また、最先端の科学技術を導入するなどして装備品の開発と改善を進め、業務の効率化と高度化を図っている。16年度は、街頭犯罪抑止対策、テロ・災害対策等のための装備品の開発改善に努めた。

 
災害救助用装備品を活用した救助作業
災害救助用装備品を活用した救助作業

 
(2) 機動装備隊の活動
 機動装備隊は、各都道府県警察で編成されている警察装備に関する特別部隊であり、約1,800人の隊員から成る。事件、事故又は災害が発生したときに装備品を搬送、操作するなどの現場支援活動を行うとともに、平素は、装備品の取扱いに関する指導・訓練、部門間の運用調整等を行い、装備品の適正かつ効果的な活用を図っている。

 
機動装備隊の活動
機動装備隊の活動

 8 警察の装備

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