(3) 機動警察通信隊の活動  機動警察通信隊は、各都道府県の情報通信部に設置されており、事件、事故又は災害が発生したときには、警察本部と現場警察官との間の指揮命令や連絡が円滑に行われるよう、速やかに出動して通信対策を行っている。  平成15年に宮城県北部を震源とする地震や十勝沖地震が発生した際には、状況把握や指揮命令のために必要な被災地映像を警察庁や警察本部等へ伝送するため、ヘリコプター、衛星通信車等を利用した通信対策を行った。人質立てこもり、略取誘拐等の事件では、警察活動に必要な通信を確保するための活動を迅速に行った。  また、どのような事案や状況下においても臨機応変な対応ができるよう、総合防災訓練、山岳遭難救助訓練等の実戦的な訓練に参加している。 図9-6 災害時等における通信対策