14 総合的な駐車対策による都市の再生 (1) 違法駐車の現状  違法駐車は、幹線道路の交通渋滞を悪化させる要因となるだけでなく、歩行者や車両の安全な通行の障害となるほか、緊急自動車の活動に支障を及ぼすなど、住民の生活環境を害し、国民生活全般に大きな影響を及ぼしている。 違法駐車の実態 表6-11 大都市圏における瞬間路上駐車台数(平成15年)  また、違法駐車は、交通事故の原因ともなっており、平成15年中には駐車車両への衝突事故が2,658件発生し、98人が死亡した。  さらに、110番通報された苦情・要望・相談のうち、23.5%が駐車問題に関するもので、国民の関心も高い。 表6-12 駐車車両への衝突による交通事故の状況(平成15年)