(1) 来日外国人犯罪の組織化  平成15年中の刑法犯の検挙件数に占める共犯事件の割合をみると、日本人では17.7%であるのに対し、来日外国人では61.7%と、日本人の約3.5倍となっている。  また、刑法犯の共犯事件の検挙件数を共犯者数別にみると、日本人では2人組が63.6%を占めるのに対し、来日外国人では2人組は27.1%に過ぎず、3人組が37.2%、4人組以上が35.7%を占めている。このように、来日外国人は日本人に比べ多人数で犯罪を行う傾向が強く、組織化の進展がうかがわれる。 図5-23 刑法犯検挙件数に占める共犯事件比率の比較 図5-24 共犯形態別刑法犯検挙件数の比較