(3) 全国への拡散  過去10年間の来日外国人による刑法犯検挙件数の増加率を発生地域別にみると、全国平均の増加率が2.0倍である中で、東京都(警視庁管内)の増加率はほぼ横ばい(1.1倍)、東京都以外の関東地方の増加率は平均値以下(1.7倍)であるのに対し、北海道、東北地方、中部地方、中国地方及び四国地方の増加率はいずれも平均値を上回っており、来日外国人による犯罪の発生が、首都圏での集中発生に始まって全国に拡散を続けていることがうかがわれる。 表5-16 来日外国人刑法犯の発生地域別検挙件数の推移(平成6~15年)