5 銃器の摘発  銃器犯罪の発生状況は依然として厳しいにもかかわらず、平成8年以降、けん銃の押収丁数は減少傾向にある。その背景には、暴力団等の犯罪組織が、けん銃の隠匿や密輸・密売の方法をより潜在化・巧妙化させており、その発見・押収が困難となっていることなどが考えられる。さらに、近年、インターネットを利用した不正取引を通じ、けん銃等の違法銃器が一般社会に拡散する傾向がうかがわれるなど、銃器を取り巻く情勢は厳しさを増している。