第3節 少年の非行防止と健全育成 1 少年非行の概況 (1) 少年非行情勢  平成15年中の少年非行の情勢は、刑法犯少年の検挙人員が13年と14年に引き続き増加したほか、凶悪犯の検挙人員が11.4%増加するなど、依然として深刻である。また、刑法犯総検挙人員に占める少年の割合は38.0%(前年比2.8ポイント減)と高率であったほか、同年齢層の人口1,000人当たりの刑法犯少年の検挙人員は17.5人(前年比0.8ポイント増)と、戦後のピークであった昭和50年代後半の水準に近づきつつある。さらに、触法少年(刑法に触れる行為をした者に限る。)の補導人員は2万1,539人であった。 図3-15 刑法犯少年の検挙人員、人口比の推移(昭和24~平成15年) 図3-16 刑法犯少年の学職別検挙状況(平成15年) 図3-17 刑法犯少年の包括罪種別検挙状況(平成15年)