15 シンクタンクの活動
(1) 警察政策研究センターの活動
警察大学校に置かれている警察政策研究センターでは、警察の課題に関する調査研究を進めるとともに、警察と国内外の研究者等との交流の窓口として活動している。
〔1〕 フォーラムの開催
財団法人や大学等と連携して、治安対策に関する各種フォーラムを開催している。
活動例1 日英犯罪減少対策フォーラムの開催
平成15年9月、英国及び国内の研究者、実務家等を招き、地域を基盤とする犯罪予防及び少年非行対策をテーマとしたフォーラムを開催した(共催:(財)社会安全研究財団、(財)全国防犯協会連合会、後援:東京都立大学法学部)。同フォーラムでは、まず、英国の研究者及び実務家、国内の研究者から、両国における犯罪予防及び少年非行対策について基調講演が行われた。続くパネルディスカッションにおいては、国内の研究者、民間ボランティア団体代表及び実務家から我が国の少年立ち直り支援策等について発言が行われた後、会場との活発な意見交換が行われた。
日英犯罪減少対策フォーラム
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〔2〕 大学・大学院における講義の実施
警察政策に関する研究の発展及び普及を図るため、中央大学総合政策学部、同大学大学院総合政策研究科、東京都立大学法学部、立正大学文学部等に職員を講師として派遣している。
職員による大学での「刑事学」講義
〔3〕 共同研究の実施等外部研究者との交流の促進
慶應義塾大学大学院法学研究科とともに、15年度から2か年度にわたり、各国のテロ対策法制について共同研究を実施している。また、職員が日本刑法学会等各種学会やシンポジウムに参加するなど、学会や研究者との交流を進めている。
〔4〕 警察に関する国際的な学術会議等への参加
日本警察に関する情報発信を行うことなどを目的として、警察に関する国際的な学術会議等に積極的に参加している。
活動例2
国際連合人間居住計画都市安全プログラムがフィリピン・マニラ市(15年4月)及び南アフリカ・ダーバン市(15年11月)で開催した「都市の安全」に関する国際会議に職員が参加し、講演を行った。
「都市の安全」に関する国際会議に出席する職員
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活動例3
バーレーンで15年10月に開催された、欧米等各国警察の研究者や実務家が参加する「国際警察シンポジウム(IPES)第10回年次会合」に職員が参加し、講演を行った。
IPES第10回会合の模様を伝える地元新聞
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