第7章 公安の維持 

(2) 右翼対策の推進

 〔1〕 「テロ、ゲリラ」事件の未然防圧に向けた違法行為の徹底検挙
 警察は、右翼による「テロ、ゲリラ」事件の未然防圧を図るため、銃器犯罪や資金獲得を目的とした犯罪及び市民の平穏を害する街頭宣伝活動に伴う犯罪を中心に、様々な法令を適用して、違法行為の徹底検挙に努めている。
 平成15年中は、右翼及びその周辺者から合計42丁(前年比7丁減)の銃器を押収した。最近5年間に押収した295丁のうち、暴力団と関係を有する者からの押収が62.7%を占めている。

 〔2〕 街頭宣伝車対策の推進
 警察では、15年中、右翼の街頭宣伝活動をとらえ、暴騒音規制条例に基づき、停止・中止命令131件、勧告389件、立入り106件を行ったほか、静穏保持法違反等で3件、5人を検挙した。
 また、名誉毀損等街頭宣伝活動に伴う事件で93件、154人を検挙し、法令を多角的に適用した事件検挙に努めた。

 
街頭宣伝活動を取り締まる警察官

街頭宣伝活動を取り締まる警察官

 9 右翼の動向と対策

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