第5章 組織犯罪対策の推進
2 薬物犯罪組織の動向
(1) 不正取引に深くかかわる暴力団
平成15年中の覚せい剤事犯の検挙人員に占める暴力団構成員及び準構成員の割合は41.4%であった。押収量の6割以上がこれらの者からの押収であり、依然として覚せい剤事犯に暴力団が深く関与している状況がうかがわれる。
図5-9 暴力団構成員等による覚せい剤事犯の検挙人員の推移(平成6~15年)
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事例
大阪の「あいりん地区」における覚せい剤密売取締りにより、客、密売人等46人を検挙したが、15年3月、このうち、密売人から場所代名目で1日12万円を徴収していた暴力団組長(48)ら2人を麻薬特例法(薬物犯罪収益収受)違反で検挙した(大阪)。
第3節 薬物銃器対策
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