第5章 組織犯罪対策の推進 |
事例
7年8月、山口組傘下組織と四代目会津小傘下組織の対立抗争事件の発生に伴い、組事務所周辺において警戒勤務中であった警察官が山口組傘下組織組員から対立組織の組員と誤認されて射殺された。この事件に関して被害者の遺族が提起した損害賠償請求訴訟について、京都府警察等では、情報提供、警察官の証人出廷、保護対策の実施等により、遺族側を全面的に支援した結果、15年10月、大阪高等裁判所は、山口組組長の使用者責任を認容し、実行行為者と連帯して遺族に約8,020万円を支払うよう命じる判決を下した(上告中)。 |
第2節 暴力団総合対策の推進 |
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