第5章 組織犯罪対策の推進 |
事例1
五代目会津小鉄会傘下組織幹部(56)、山口組傘下組織幹部(54)らは、15年4月、滋賀県彦根市内のアパートにおいて、賭客を集め、いわゆる野球賭博を開張し、手数料名目に金銭を徴収するなどして利益を図った。15年5月、8人を賭博開張図利罪で検挙した(滋賀)。 |
事例2
政治活動標ぼうゴロ役員(51)らは、15年4月から5月にかけて、競落物件のマンション等のドアの錠を無断で取り替え、ドアに政治団体名を記載したステッカーを貼るなどして、正当な占有権限を有するかのように装い、落札者から立退料名目に合計約100万円をだまし取ろうとした。15年7月、詐欺未遂罪等で6人を検挙した(埼玉)。 |
事例3
山口組傘下組織関係企業役員(41)らは、愛知県刈谷市内の営業所でのたばこ販売について財務大臣の許可を受けていたところ、14年3月、営業所移転の許可を受けることなく別の市内で、たばこ約102万円分を販売した。15年2月、同役員ら2人をたばこ事業法違反で検挙した(愛知)。 |
事例4
政治活動標ぼうゴロ代表(41)、山口組傘下組織幹部(51)らは、14年5月以降9月までの間、暴力団事務所等において、長崎市から公共工事を受注した建設会社の従業員や同市の職員に対し、工事の騒音に執ように因縁を付け、工事を停止させた。15年1月、6人を威力業務妨害罪で検挙した(長崎)。 |
事例5
山口組傘下組織幹部(62)らは、中国人犯罪グループ構成員と共謀し、14年12月及び15年1月、中国において偽造された500円硬貨を約3,200枚密輸入し、配下組員らに対し、同硬貨が偽造通貨であることを告げた上で交付した。15年5月、偽造通貨輸入罪等で7人を検挙した(和歌山)。 |
第2節 暴力団総合対策の推進 |
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