第3章 生活安全の確保と警察活動 

(2) 児童虐待の検挙状況

 平成15年中の児童虐待事件の検挙件数は157件(前年比15件減)、検挙人員は183人(前年比1人減)であった。また、被害児童数は166人(前年比13人減)であった。

 
表3-21 児童虐待事件の態様別検挙状況(平成14、15年)

表3-21 児童虐待事件の態様別検挙状況(平成14、15年)
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表3-22 児童虐待の罪種別検挙状況(平成14、15年)

表3-22 児童虐待の罪種別検挙状況(平成14、15年)
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事例
実父(40)と継母(38)は、長男(15)の身体に殴る蹴るなどの暴行を加えたほか、終日絶食させるなどして同人が衰弱し食事がとれない状態に陥れ、室内に軟禁し殺害しようと企て、約3か月にわたって食事を与えず、飢餓で衰弱し横臥状態になった同人を放置し、飢餓に伴う脳萎縮等の傷害を負わせたが、同人が衰弱死したと誤解し、病院に搬送したため、殺害の目的を遂げなかった。16年1月、殺人未遂で両名を検挙した(大阪)。

 第3節 少年の非行防止と健全育成

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