第3章 生活安全の確保と警察活動 

(4) 警察用船舶・航空機の活動

 警察では、主要な港湾、離島、河川、湖沼等を管轄する全国の警察署等に警察用船舶約200隻を配備し、パトカーや警察用航空機との連携を図りながら、パトロール、犯罪の取締り、訪船連絡等による安全指導等の活動を行っている。

 
警察用船舶

警察用船舶

 また、警察用航空機(ヘリコプター)は、全国に約80機配備されており、その機動性、高速性、広視界性という利点を生かし、交通情報の収集、災害危険箇所の調査、環境犯罪の監視等を行っている。犯罪、事故及び災害の発生に際しては、通信指令室、パトカー及び警察用船舶との連携を図り、情報収集、被疑者の捜索及び追跡、被災者等の救難活動等を行っている。平成15年中の警察用航空機の出動回数は2万7,153回であった。また、山岳遭難、水難等の救助活動では、1,697回出動し、494人を救助し、91遺体を収容した。

 
警察用航空機

警察用航空機

 第2節 国民の身近な不安を解消するための諸活動

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