第3章 生活安全の確保と警察活動 

第3章 生活安全の確保と警察活動

第1節 街頭犯罪・侵入犯罪を抑止するための総合対策

1 街頭犯罪・侵入犯罪を抑止するための総合対策

(1) 街頭犯罪及び侵入犯罪の情勢

 平成14年まで7年連続して戦後最多を記録してきた刑法犯認知件数は、全国警察が、15年を「治安回復元年」とすべく、年頭から総合的な犯罪の発生抑止対策を推進した結果、前年比で2.2%減少し、その増加傾向に一定の歯止めが掛かった。
 しかし、街頭において敢行される犯罪(街頭犯罪)や住宅等に侵入して敢行される犯罪(侵入犯罪)の発生数は、依然として高い水準にある。最近5年間の刑法犯認知件数の増加率は1.3倍であるが、路上強盗は2.0倍、街頭における強制わいせつは2.1倍、住宅対象の侵入強盗及び住宅対象の侵入窃盗は1.4倍といずれも平均値を上回っている。

 
図3-1 主な街頭犯罪の認知件数の推移(平成11~15年)(グラフは指数)

図3-1 主な街頭犯罪の認知件数の推移(平成11~15年)(グラフは指数)
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図3-2 主な侵入犯罪の認知件数の推移(平成11~15年)(グラフは指数)

図3-2 主な侵入犯罪の認知件数の推移(平成11~15年)(グラフは指数)
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 第1節 街頭犯罪・侵入犯罪を抑止するための総合対策

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