第1章 地域社会との連帯 

(1) 防犯ボランティア団体の現状

 平成15年末現在、全国で活動中の防犯ボランティア団体は、警察が把握しているだけで、防犯協会、少年警察関係団体等を除き、約3,000団体(注)あり、それらに所属して活動しているボランティアの総数は約18万人に上る。
 活動内容で多いのは防犯パトロールで、約9割の団体がこれを行っている。このほか、防犯広報が約6割の団体で、環境浄化、防犯指導・診断、子どもの保護・誘導、危険箇所点検がそれぞれ約4割の団体で行われているなど、1つの団体が複数の防犯活動を行っている例が多くみられる。

 
図1-32 防犯ボランティア団体の活動内容

図1-32 防犯ボランティア団体の活動内容


注:平均して月1回以上の活動実績(単に意見交換や情報交換のみを行う会議を除く。)があり、かつ、構成員が5人以上の団体に限る。また、2以上の都道府県にまたがって活動している団体は除いている。

 第2節 治安回復に向けた地域社会との協働

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