第1章 地域社会との連帯 

2 各分野で広まる連携

 本項では、少年の健全育成を始め様々な目的のために行われている、警察と地域住民、ボランティア等との連携による活動を紹介する。

(1) 地域安全活動と職域防犯団体の活動

 地区防犯協会のほか、特定非営利活動法人(NPO法人)やボランティア団体によって、危険箇所のパトロール、防犯に関する広報啓発活動、防犯懇談会の開催等の地域安全活動が幅広く行われており、多くの地域住民がこれに参加している。また、毎年10月には、(財)全国防犯協会及び各都道府県防犯協会を中心に、全国地域安全運動が行われている。さらに、犯罪の被害を受けやすい業種や、犯罪に利用されやすい業種を中心に、組織的な防犯対策を講じるための職域防犯団体が結成され、積極的な活動を行っている。
 警察では、こうした活動にかかわる者と緊密な協力関係を保つとともに、活動の支援を積極的に行っている。

 第2節 治安回復に向けた地域社会との協働

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