第5章 安全かつ快適な交通の確保 

(4)事業所等における交通安全教育活動

 一定台数以上の自動車を使用する事業所等においては,安全運転管理者及び副安全運転管理者を選任することとされている。
 警察では,これらの安全運転管理者等に対し安全運転管理に必要な知識等に関する講習を実施しており,平成14年度中の実施回数は2,423回,受講者数は延べ約39万人であった。
 また,安全運転管理者には,指針に従った交通安全教育の実施がその業務として義務付けられていることから,警察としてもこの交通安全教育が適切に実施されるよう,必要な指導を行っている。

 
優良事業所に対する表彰式(福井)

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シミュレーターを使用した飲酒後の運転技能検査(徳島)

シミュレーターを使用した飲酒後の運転技能検査(徳島)

コラム1 動画を活用したCD-ROM教材の作成

 香川県警察では,14年度に,児童・生徒の自転車事故の防止と自転車マナーの向上を図るため,学校教育現場で活用できるCD-ROM視聴覚教材「危険予測トレーニング-自転車編-」を作成し,県下の全小・中学校及び高校等に配布した。
 この教材は,県内で発生した自転車事故事例をアニメーションで再現することにより,利用者が危険予測のトレーニングを行うことができるものとなっている。

 


 

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