調査結果

2.現在、研究中のアクセス制御機能関連について


 研究中のアクセス制御機能関連については、30団体から回答が得られた。回答の内容はアクセス制御機能分類毎に表にまとめている。なお、表中の分類詳細欄丸付き数値は、調査概要「6.アクセス制御機能分類」の概略図と対応している。

 暗号化技術では、今まで数学的アルゴリズムによる暗号化が大勢を占めてきたが、物理的な法則に則ったアルゴリズムとして量子暗号化技術が注目を集めつつあり、回答の中でもそのようなものが見られた。数学的アルゴリズムによる暗号化は、ある特定のロジックを見破られてしまうと解読されてしまう可能性がある。量子暗号は量子物理学に基づいた暗号技術で、第三者が盗聴しようとすると内容が無意味になる上、盗聴されたことが必ず判明する究極の暗号として研究されている。

 認証技術においては、複数の認証方法を複合させて、より認証の精度を上げる試みがみらる。顔認証と指紋認証を複合させて、本人認証をより確実にしようとする研究の回答が見られた。

 ネットワークセキュリティ技術の分野では、今までファイアウォール等の外部からの攻撃に対する防御に目が向けられていたが、内部からLANの外部への接続や送信を制御する等、内外双方向の技術に関する回答がいくつか挙がっている。例えば、登録された特定のサイトやウィルスに感染したサイトへのアクセスを禁止する等に利用可能である。また、ファイアウォールとIDSを統合し、検知-防御を連動させるような研究の回答が挙がっている。



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