日本共産党は、平成22年1月、4年ぶりに第25回党大会を開催しました。

 中央委員会の人事では、不破哲三前議長が常任幹部会委員に再任されたほか、志位和夫幹部会委員長、市田忠義書記局長も留任しました。新中央委員会の体制は、中央委員163人、准中央委員35人の合計198人となりました。

 また、党員数が40万6,000人で前回に比べ約1,700人の微増、機関紙読者数が145万4,000人で前回に比べ18万6,000人の大幅減となりました。





 志位委員長は、22年4月30日から5月8日までの9日間、党のトップとして初めて訪米し、ニューヨークとワシントンを訪問しました。

 ニューヨークでは、核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議の関係者等と、ワシントンでは、米国務省日本部長や連邦議会下院議員とそれぞれ会談しました。


ニューヨーク市内で記者会見する志位委員長(共同)



 日本共産党は、22年7月の第22回参議院議員通常選挙で、沖縄選挙区を除く46選挙区に46人、比例代表選挙に18人の公認候補を擁立しました。結果は、比例代表選挙での3議席の獲得のみで、改選前4議席から1議席後退しました。


 
参院選の開票速報を確認する志位委員長(右)と市田書記局長(共同)
 


 志位委員長は、第2回中央委員会総会(9月)で参院選を総括し、党中央の指導や活動に弱点があったと言及し、その在り方を抜本的に改善・刷新するとしました。一方で、党員の高齢化等、党員の実態を明らかにし、若い世代、現役労働者の中での党員拡大を訴えました。

 また、次期統一地方選挙については、現有議席の確保と前進を、次期衆院選については、比例代表選挙での650万票以上の得票と全国11ブロックの全てでの議席獲得・議席増等をそれぞれ目標に掲げました。