■ 右翼・右派系市民グループ

 右翼や右派系市民グループは、全国的な組織拡大を図るため、ウェブサイトを開設して主義主張を訴えて会員や寄付を募集したり、集会やデモの予定を掲載して参加を呼び掛けたりしています。

 また、抗議現場における反対勢力とのトラブルや警察官とのやりとり等の過激な場面を動画で配信することでアクセス数を増加させ、より過激な行動や発言を助長する傾向もみられます。


抗議行動を行う右派系市民グループ(7月、東京)

■ 過激な反グローバリズム運動等

 反グローバリズムを掲げる勢力も、その多くはインターネットを積極的に活用しています。自らの主義主張や集会への参加をウェブサイトやブログで幅広く訴えているほか、電子メールにより国内外の多種多様な勢力と国際的なネットワークを構築しています。最近では、デモ等の現場の抗議行動や警察官の警備状況を撮影してインターネット上に公開したり、抗議行動の参加者同士が情報伝達手段としてツイッターを利用するなど、その手法にも変化がみられます。

 過激な環境保護運動においても、抗議行動を行っている状況等を掲載し、環境問題を訴えているほか、抗議対象へ電子メールの一斉送信を行うなど、インターネットを最大限に利用しています。



 
APEC首脳会議への反対行動(11月、神奈川)(時事)