プロフィール

関 陽子

法科学第四部付主任研究官
昭和60年度入所

採用からの経緯
昭和59年度国家公務員
上級職甲種「教育」合格
[昭和60年4月]
警察庁技官に採用 
法科学第一部文書研究室勤務
[平成6年4月]
法科学第一部文書研究室主任研究官
[平成11年4月]
法科学第一部文書研究室長兼附属鑑定所鑑定官兼法科学研修所教授
[平成15年4月]
法科学第四部情報科学第二研究室長
[平成20年3月]
法科学第四部付主任研究官

学歴
・ 東京大学大学院社会学研究科文化人類学専門課程 昭和58年3月修了

先輩の声 「関 陽子」

現在の仕事内容とやりがいを感じるとき

関陽子 写真

法科学第四部は、人間の行動が表出されたもの、具体的にはある刺激に対する生理反応や筆跡、音声などの「その人らしさ」を手がかりに、事件に関係する人間を識別するための手法を開発する研究を行っています。私は、これらの手がかりうち、筆跡や印影、印刷物など、紙に残された手がかりを用いて個人識別を行う(文書鑑定と呼んでいます)ための研究を行ってきました。
文書鑑定は、紙に残された証拠資料を対象としていますので、書かれた文字の形を比較したり、印刷方法を比較したりと、鑑定や研究の対象は「もの」と考えられやすいのですが、実はそれらの「もの」は、人間が文字を書いた結果だったり、偽造犯が知恵を絞った結果だったりするわけで、「もの」の背後に必ず人間の行動があります。このため、文書鑑定では、単に「もの」の属性を調べればよいのではなく、人間の行動の観点に立って分析を進める必要があります。そこで、現在は、人間の行動という観点に立った鑑定手法を開発する研究を行っています。
科警研で行われている研究や鑑定は警察活動のためのものですから、研究や鑑定の成果は社会の安全・安心に貢献できることになります。このように考えると、科警研の仕事はたいへんやりがいのある仕事だと思います。


科警研を目指す後輩に対してのアドバイス

関陽子 写真

事件の証拠資料は、実験で扱う試料と違って条件や状態がさまざまです。このため、難しい鑑定が依頼されることもあります。このようなときにも、あきらめずに物事をやり通す粘り強さが必要です。一方、これとは反対の概念かもしれませんが、いろいろな観点から柔軟に問題を考えることも必要だと思います。
私たちは、研究者という立場であると同時に警察職員という立場でもあります。警察職員は社会の安全と正義を守るという使命がありますが、私たちも例外ではありません。このため、高い見識を持つことも必要です。


科警研の魅力

関陽子 写真

科警研では、警察活動に関する研究を行っているので、研究対象は、警察活動全般に及びます。このため、研究員の専門領域もバラエティに富んでいます。専門領域が異なる研究者どうしが交流する機会を得ることには難しいものがありますが、科警研では、それが科警研の中で実現できるというメリットがあります。
世界のすばらしい研究成果の中にはコーヒーブレイクから生まれたものがたくさんあります。皆さんもコーヒーカップを手に、いろいろな研究者とホットな議論をしてみませんか。


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